入学式の着物で知っておきたいルールとは?

入学式の着物で知っておきたいルールとは?
出典 : (DRN Studio/shutterstock.com)

「子供の入学式に着物を着たい」と思っている方のために、普段から茶道で着物を着る機会が多い筆者が、入学式におすすめの着物の選び方と着こなしのポイントをご紹介します。(文・Tenko)

入学式におすすめの着物の種類とは?

「着物はいろいろなルールがあって難しそう」とか、「選び方や着方を間違うと、恥ずかしい」と思っている方、多いのではないでしょうか?私も茶道のお稽古を始めた当初は、着物に対してそんなイメージを抱いていました。

でも、実際に着物に親しむようになると、それほど難しいことではないと思えるようになりました。洋服でもTPOに応じて着るものの種類や材質を選ぶように、着物にも着ていく場所や着る人の立場、季節によって似合うものがあるということなんです。守らなければいけない「しきたり、ルール」と考えるとハードルが高くなりますが、つまりはその場に似合う装いをすることは、まわりの人への「配慮と心遣い」なんですね。

そこで、入学式の着物選びについて考えていきましょう。
入学式という学校の正式な行事に似合うのは、訪問着、付け下げ、色無地でしょう。訪問着と付け下げは、「準礼装」「略礼装」といわれるもので、正式な場やお祝いの席におすすめの着物です。洋服で参加される親御さんも、スーツやワンピースなど晴れの日の装いで来られる方が多いと思います。訪問着、付け下げ、色無地ならそんな洋服の方ともしっくり調和するはずです。

入学式は、お子さんの晴れの日。訪問着や付け下げ、色無地など晴れの日に似合う着物で、うれしい気持ちを表現しましょう。

入学式は、お子さんの晴れの日。訪問着や付け下げ、色無地など晴れの日に似合う着物で、うれしい気持ちを表現しましょう。
(violetblue/shutterstock.com)

■入学式に似合う着物の色や柄は?

洋服も色や柄によって見た目の印象がガラッと変わるように、着物も色や柄の違いによって印象が大きく変わります。訪問着、付け下げ、色無地それぞれに、入学式に似合う色と柄を紹介します。

【訪問着】
肩から胸、袖、裾にかけて模様が染められているのが訪問着。着物を広げると、一枚の絵のように模様が描かれて見えるのが特徴です。古典柄からモダンな柄まで、さまざまな絵柄がありますが、公のセレモニーである入学式に似合うのは、四季の草花を描いた柄や「宝尽くし」などの吉祥文様など、古典的な柄の着物でしょう。色は春めいた印象を与える淡い色、さわやかな色めのものがおすすめです。

【付け下げ】
訪問着と同様に着物に模様があるものですが、柄が連続しているのは正面から見た時の帯から下の部分だけで、肩や袖の部分の柄は繋がっていません。入学式には品格のある古典柄で淡い色めのものがおすすめです。

【色無地】
生地に絵柄がなく、生地全体を一色で染めた着物です。柄がないので地味に見えそうですが、華やかな色なら慶事に、地味な色なら弔事にも向きます。「一つ紋」「三つ紋」とつける紋の数によって、また合わせる帯の種類によって、格調高く正式感をアップさせることができます。入学式には、春めいた気分を感じさせる淡いピンクや若草色、ライトブルーなどがおすすめです。もし、これからお仕立てするなら、一つ紋を入れて作っておくと、式典やパーティ、茶席などに出席する際に役立つと思います。

入学式には、季節の草木や吉祥文様を描いた着物がおすすめです。

入学式には、季節の草木や吉祥文様を描いた着物がおすすめです。
(RIE SAKAE/shutterstock.com)

■入学式にふさわしい帯とは?

同じ洋服でも、スカーフやアクセサリーを替えて合わせることによって、見た目の印象を変えることができますよね。着物と帯の関係にも、同じことがいえます。同じ着物でも、帯を替えることによって、カジュアルにも格調高くも見た目の印象が変わります。入学式の着物に合わせるなら、袋帯か名古屋帯がおすすめです。

【袋帯】
袋帯(ふくろおび)は、幅約31cm、長さ4m20cm以上で、表と裏二枚の生地を袋状に仕立ててある帯のことをいいます。「喜びが二重になるように」との思いを込めて、「二重太鼓」という結び方をします。入学式はおめでたい晴れの日なので、金糸や銀糸を使ったおめでたい柄ゆきのものや、光沢感のあるものがおすすめです。

【名古屋帯】
幅約30cm、長さ3m60cmほどの帯で、太鼓になる部分は約30cmの幅がありますが、それ以外は半幅になっているので、袋帯より扱いやすく締め心地が軽やかなのが特徴です。織や柄の違いによって、セミフォーマルからカジュアルまで使える帯なので、入学式には金糸や銀糸を使ってあるもの、刺繍のあるものなど華やかで品のあるものを選ぶとよいでしょう。

帯を結ぶのはなかなか大変。プロに着付けをお願いすれば安心ですね。

帯を結ぶのはなかなか大変。プロに着付けをお願いすれば安心ですね。
(buritora /shutterstock.com)

■美しい着こなしはインナーも大事!

着物や帯はレンタルでも揃えることができますが、インナーは自分で用意しなければならないですよね。和装用のブラジャーや下履きというのも市販されているのですが、普段あまり着物を着る機会がないなら、わざわざ購入するのはもったいない気も。
そこで、おすすめなのがユニクロのインナーです。和装用インナーに比べて手頃な価格で手に入りますし、普段使いにも役立つので、私は重宝しています。

まず、私が愛用しているブラジャーは、ユニクロのワイヤレスブラです。着物はバストとウエストに極端な段差がつかないほうが美しく仕上がることから、和装用のブラジャーには胸の膨らみを抑えるタイプが多いのですが、苦しいのが難点。タオルやコットンで補正すれば、きれいに着こなせるので、胸を押し潰さなくても大丈夫です。

着物用のブラジャーは胸の締め付け感がきついことが多いので、私はいつもユニクロのワイヤレスブラを使っています。エアリズム素材でできているので、汗をかいてもさらっとした感触で重宝しています。

着物用のブラジャーは胸の締め付け感がきついことが多いので、私はいつもユニクロのワイヤレスブラを使っています。エアリズム素材でできているので、汗をかいてもさらっとした感触で重宝しています。

画像のアイテム→「ワイヤレスブラ(リラックス)」

昔からある長襦袢の前に着る汗取りは、綿素材のものが多いようですが、エアリズムTは汗をかいてもよりさらっとしていて気持ちがいいです。

昔からある長襦袢の前に着る汗取りは、綿素材のものが多いようですが、エアリズムTは汗をかいてもよりさらっとしていて気持ちがいいです。

画像のアイテム→「エアリズムUネックT(半袖)」

また、下履きは座ったりお辞儀をしたりした時に、パンティラインが出ないようにしたいものです。私がおすすめしたいのは、ユニクロのボディシェイパー。裾が太ももの真ん中より少し下くらいまでの丈なので、ラインが着物に響く心配が少なく、動いても裾が捲れ上がりにくいです。

4分丈なら下着のラインが出る心配がありません。同じ商品で「スムース」というタイプもありますが、こちらのサポートタイプのほうが最上部に指をかけておろせるので、トイレでの着脱がしやすいと思います。

4分丈なら下着のラインが出る心配がありません。同じ商品で「スムース」というタイプもありますが、こちらのサポートタイプのほうが最上部に指をかけておろせるので、トイレでの着脱がしやすいと思います。

画像のアイテム→「ボディシェイパーショーツ(サポート・4分丈)」

そして、もうひとつおすすめしたいのが、ステテコです。男性は着物を着る時に、足捌きがよくなるようにステテコを穿く人が多いと聞いていましたが、じつは女性も同じだそう。これは、お茶仲間の先輩から教えてもらったことです。
それで昨年、私はさっそくユニクロのステテコを試してみました。無地の白を購入して使ってみたところ、じつに快適でした。インナーに使える白はメンズしかなかったので、前が開くようになっているのですが、そこは気にせず使っています。下記のような声も見つけました。

★購入者の声

「じつは…、夏場の着物や浴衣の下に着用しております。サラサラで足捌きもよく、とても重宝!何故女性用がないのだろう…と思っちゃうくらいです。白と黒、愛用中です。」(北海道 50代 女性)
「着物を着た時の下着に丁度よいです。特に夏は足回りの汗を吸い取ってくれて、足捌きもスムーズになります。濃いめの色が透け防止にもなります。」(京都府 40代 女性)

入学式の頃は、まだそれほど気温が高くないかもしれませんが、着物は太ももがくっついて汗をかきがちですから、ステテコを着用していればきっと快適に着物を着こなせると思います。

メンズのステテコなので、少し大きめかもしれませんが、少し緩いくらいのほうが、着心地は楽です。

メンズのステテコなので、少し大きめかもしれませんが、少し緩いくらいのほうが、着心地は楽です。

画像のアイテム→「エアリズムステテコ(前開き)」

入学式用に着物を仕立てるのもよし、レンタルで揃えるのもよし。また最近は、お手頃な価格で洗える着物も手に入るようです。お子さんの入学式、ぜひ着物にチャレンジしてみてください。

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ライター紹介

tenko(制作ディレクター、ライター)

情報出版社勤務を経てライターに。求人やブライダル広告の企画、制作ディレクション、ライティングを手がけながら、週末は八ヶ岳のログハウスで野菜作り。スキー、登山、テニス、旅行、街道歩き、落語、茶道と趣味の世界が広がる一方で困っています。

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